要介護1~2の人向け、①紙パンツで臭いは元からから絶つと②おすすめ洗剤と洗たく方法の2回に分けてお届けします。
介護の臭い、お困りのことと思います。介護同居3年目の我が家、要介護1~2を行ったり来たりしている義母の臭いとの戦いです。今のところ介護チームが優勢です。
本日は、紙パンツに至るまでの道のりと、おススメ紙パンツをご紹介。
ずっと家にいるひきこもりにとって、家の臭いは切実な問題です。我が家もそうでした。
●母はまだ自分のことは出来るけど、頻繁に尿漏れがあって困ってるんだ・・
●時々だけどトイレに間に合わない時もある・・
●オムツをして、とは言いにくいし・・
介護と臭いは切っても切れない関係です。臭いは介護者の体力はもとより、精力も奪います。
まずは、要介護者への伝え方~我が家の場合は義母~です
1.要介護1~2 自尊心が健在な要介護者への上手な伝え方
自分の身の回りのことは出来ている、要介護1の義母に、「オムツ」をすすめるのは躊躇ってしまいます。ましてや「お義母さん、臭い」なんて言いにくいですよね。
1)当時の我が家の状況
●気付かないうちに尿漏れしている
●ゆっくりしか歩けないので、廊下で漏らしてしまう
●着替えの途中で、尿が布団についてしまう
●尿とりパットでは、補いきれない
●尿とりパットを付け忘れる
このような状況で、あちこちに尿が付着して、家中に尿臭がしていました。
●当時の我が家は紙パンツに対して、使い捨てる=お金がかかるという認識
●義母にオムツはすすめられない
ひどい時は、一日3回、尿漏れの下着や服・布団を洗濯する日もありました。我が家は、夫が家にいる時間が長いので、主に夫が義母(自分の母親)の尿の処理をしています。
夫は臭いに寛容なタイプで、尿臭はあまり気にならないのですが、一日3回の尿漏れ後の処理には疲れていました。しかし、自分の母親に「オムツをして」とは言えません。
2)長時間外出を理由に、紙パンツを着用してもらう
●その頃、車で4時間ほどの、温泉旅行に行くことになりました。車の中で運悪く尿が漏れてしまい、シートに浸み込んでしまったら大変だと思い、旅行の道中だけでも紙パンツを着用してもらうために、紙パンツを購入しました。
●義母も、長時間の外出は不安に思っていたのか、すんなりと身に着けてくれ、無事に一泊二日の旅行を終えました。
●主人は、紙パンツ=オムツ と思っているようでしたが、紙パンツは素材が紙なだけで、自分で脱ぎ穿きするパンツと、なんら変わりなく作られています。
●有難いことに、義母も「これは便利なもの」と思ったみたいで、旅行後も抵抗なく、使用してくれるようになりました。
●義母にとっても、「お漏らし」を人に見られることなく、自分だけで処理できるので、お互いにとって利点しかありません。
☆紙パンツと紙オムツは別物!ここ大事です。紙パンツはパンツ!
3)紙パンツはコスパが悪い?
我が家の義母が使用している紙パンツはこれです。
28枚入り 2,000円前後で売っています。 2,000円として1枚あたり71.5円
1日1枚使用したとして、30日で2,145円、365日で26,098円
●1日3回の洗濯+頻繁に布団の洗濯(もの凄くたいへん)
●尿臭による、介護する側の精神的苦痛と健康被害
以上を考えると、月/2,145円は安すぎるくらいです。
4)尿取りパットを併用する
1日あたり71.5円の紙パンツも、1日3枚以上になると家計に影響が出てきます。(我が家の場合)
それを回避するために、尿取りパットを併用しています。
カミ商事㈱の商品で、コストパフォーマンスが非常によいです。
義母は、これを自分の好きな大きさに切って、紙パンツの中に入れています。
普段の尿漏れは、この尿取りパットを交換するだけでよいのです。
こちらは、60枚入りで680円ほどですが、半分に切って使っているので、1回あたり5.7円です。
お陰様で、とっても経済的にやってくれています。お義母さん、ありがとう!
皆が暮らしやすくなって良かったね!
そうなんです!良いことしかありません!
我が家は、義母の気持ちを考えすぎて、遠回りしてしまいましたが、介護する側も、困っていることを、お義母さんに相談したら良かったのかも、と思っています。
2.まとめ
●臭いは元から絶つ
●紙パンツは、オムツではない
●紙パンツを勧めるときは、長時間外出を言い訳にしてみる
●介護人は、要介護者に相談してもよい
●介護人は無理をしない(一番大事)
次回【②尿臭対策~おすすめ洗たく方法~】では、おすすめ洗剤と使い方をご紹介します。続く